東京スター銀行の体験談
同社の企業ビジョンである「エリア価値創造」につながる活動だ。
社員はなぜ地域貢献活動に参加するのだろう。
あくまでも自主的な取り組みなのに。
休日を潰して、地域貢献活動に参加しても、当然のことだが自身の評価に影響するわけではない。
会社よりも自分のプライベートを優先しがちな時代だ。
休日だし、ゆっくり休みたい。
そう考えるほうがむしろ自然だろう。
地域貢献活動なんて、会社に対する忠誠を感じなければ、到底できないことだ。
いったいどうやって同社は社員の自発的な参加意識を高めているのだろうか。
「地域貢献活動に関して言えば、完全に自主的な取り組みなので、会社が何か特別なことを仕掛けているわけではありません。
ただ、社長や役員がお祭り好きで自ら進んで参加していることは大きいと思います。
そういう姿を見て、社員も自然と参加するようになったのかもしれないですね。
あとはイベント化している面もありますよ。
地域貢献活動にご家族を連れてくる社員も多いのです。
若手社員がお子さんの面倒を見たり、社長や上司たちが参加したお子さんと話したりするなど、いろいろなコミュニケーションが活発化する良いきっかけになっているようです。
だから仕事として捉えているというよりは、ひとつの行事として、自分たちが楽しんでいるのかもしれませんね」社員が主体となって開いた社員総会地域貢献活動が盛んな理由を尋ねても、根気よく活動を続けるうちに、気がつけば会社の文化になっていたとしか言いようがないようだ。
ただ、同社の社員が地域貢献活動への参加意識が高い理由をひも解くひとつの出来事がある。
2009年2月に行われた社員総会だ。
「リーマンーショック以前の話ですが、数年間にわたり不動産業界の景気が良かったこともあり、当社は過去最高レベルの利益を上げ続けていました。
したがって、業績を見れば社内が大いに盛り上がっていいはずなのですが、全体的に社員の元気がない、楽しそうでないという声が、どこからともなく聞こえてくるようになったのです。
どんどん作って売ればいいとばかりに個人プレーが目立つようになり、会社として利益が上がり社員の給料も上がった。
でも、本当に自分たちが求めてきたことなのか。
この会社でやりたかったことなのだろうか。
どういう会社にしたいのかについて社員が自ら考え議論することにより共有を図るべきなのではないか。
そんな問題意識のもとに、約1年半の月日をかけて『S日鉄都市開発の進む道』、つまり、ぶれることのない当社ならではの。
軸心を共有し、次なるステージにステップアップするための議論を全社員参加型で行いました。
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